ダークゾーン(貴志祐介/祥伝社)

ダークゾーン

ダークゾーン

 ふと目がさめると見知らぬ場所で、姿も変わった人達が二手に分かれてゲームを開始している。主人公は将棋のプロ棋士を目指す奨励会に所属する学生。あたかも人間を駒に見立てた将棋のようなゲームを行いながら、現実世界での出来事を少しづつ思い出していく。

 と、ここまで書いたがうまく説明できない、でも面白い。ホラー小説大賞とあるが、安易な分類は無用の意欲的作品。