皿と紙ひこうき(石井睦美/講談社)

皿と紙ひこうき

皿と紙ひこうき

 大分県の陶器の里に住む女子高生のお話。いまどき珍しい素朴な女の子が、ちょっと気になる転校生、家族・親戚、部活の先輩などと瑞々しい会話を繰り広げる。

 主人公の3倍以上の歳のおっさん(私)が読んでも、すんなりと入っていける。人物設定と会話描写がうまいからだと納得。