夏空白花(須賀しのぶ/ポプラ社)

夏空白花

夏空白花

 終戦直後に、夏の甲子園再開を目指し活動を始めた男たちがいた。食べる物も無い状況で何が野球かという批判の中、そういう時こそ子供たちに夢を! との思いで進める。甲子園は進駐軍に接収され使えない上に、米軍幹部はなぜ学生野球にこだわるのか理解されない。それでもあの手この手で対応する。