神様のいる街(吉田篤弘/夏葉社)

神様のいる街

神様のいる街

 神保町と神戸という、著者が青春時代を過ごした2つの街を巡るエッセイというか、自叙伝。著者の創作活動の原点や、クラフト・エヴィング商會の始まりを垣間見ることができる。
 今では、古本も含めてネットで探して買うこともできるが、実際に本屋を廻り、本と出会い、そして自分のものとする。たとえ買い逃したとしても、それも自分の人生の一部となるようなそんな感じが懐かしい。