水田マリのわだかまり(宮崎誉子/新潮社)

水田マリのわだかまり

水田マリのわだかまり

 家庭に恵まれず、高校は入学してすぐやめた 水田マリ、近くの洗剤工場で働くが、おばさんばかりの職場の人間関係は悪く、フィリピン人のやさしさに救われる感じ。自殺した同級生をいじめていた女子の母親が同じ職場にいて、何か話しかけてくる。
「平成のプロレタリア作家」とあるが、次作が楽しみ。