口笛の上手な白雪姫(小川洋子/幻冬舎)

口笛の上手な白雪姫

口笛の上手な白雪姫

 廃線防止のために毎日電車に乗る曾祖父とひ孫、小説家のファンの集いに出続ける女性、銭湯で子供を預かるおばさん、などいろいろな人が登場する短編集。設定はそれぞれだが、不器用であること、それでもそれしかできないこと、生きにくくても続けること、みんな同じお話にも思える。