そのバケツでは水がくめない(飛鳥井千砂/祥伝社)

そのバケツでは水がくめない

そのバケツでは水がくめない

 アパレルメーカー勤務の理世は、自ら提案したブランドの立ち上げに参画し、カフェで見かけたバッグの作者・美名をデザイナーとして起用する。新ブランドは大成功し、理世と美名はプライベートでも親友と言っていい状況になるが、やがてその関係が一変する。
 「女は怖い」なんて、ありきたりな言葉では言い表せないくらい怖くて後味もよくない。面白いけど、微妙。