真ん中の子どもたち(温又柔/集英社)

真ん中の子どもたち

真ん中の子どもたち

 日本で育った台湾と日本のハーフの琴子が、母親の母国語を学ぼうと中国語(普通語)を学ぶために上海の語学学校に留学する。そこで同じくハーフの嘉玲や、両親ともに中国人ながら日本で育った舜哉と出合う。母国とは何か、母国語とは何かに悩み揺れる若者を描くが、お話そのものがつかみづらく入り込めなかった。