フクロウと雷(中西悟堂/平凡社)

 著者は野鳥研究家にして日本野鳥の会の設立者、野鳥という言葉も著者の造語だとか。そんな著者が自然に対して綴ったエッセイ。
 野鳥観察のエピソードを語ったものもあるが、その取り組む姿勢は真面目というより壮絶。中途半端な文明を批判しているよう。