太郎とさくら(小野寺史宜/ポプラ社)

太郎とさくら

太郎とさくら

 太郎には父親の違う6歳違いの姉がいる。その姉の結婚式に、突然 実の父親が現れ騒動となる。
 実家を離れて一人暮らす太郎だが、妙に家族・家庭というテーマが描かれ、お話の展開上の違和感が温かみとして帰ってくる感じ。存在感の薄いほうの父が要所で効いている。