いまさら翼といわれても(米澤穂信/角川書店)

 大好きな古典部シリーズ最新刊。部員4人にそれぞれスポットが当てられ、過去、現在、そしてこれからが描かれる。特に奉太郎の過去を描く作品については、シリーズ全体の謎解きをしていくよう。また、摩耶花のかわいらしさ全開の作品も。表題作は、かなり苦い。