電氣ホテル(吉田篤弘/文藝春秋)

電氣ホテル

電氣ホテル

 次々と舞台が変わり、登場人物が続々と出てくる。しかも皆、名前は変わってるし変人ばかり。名前に関しては、思わず音読したくなるようなリズム感が全編通じて流れる。
 詩人のオルドバとシャバダが主人公のようではあるが、皆それぞれの場所で勝手に動いているようでどこにも行っていない感じ。うまく書けないけど、妙に吉田篤弘