罪の終わり(東山彰良/新潮社)

罪の終わり

罪の終わり

 小惑星と衝突し、街は廃墟となり気候も一変し食料もなくなる。やむを得ず食肉を行ない罪の意識に悩む人々を救う「神」と呼ばれた男がいた。いくつもの奇跡を起こし伝説となった男を生い立ちから追いかけた物語。
 出だしでお話の前提をつかむのに手間取るが、慣れてくるにつれ面白くなる。