近いはずの人(小野寺史宜/講談社)

近いはずの人

近いはずの人

 33歳で妻を交通事故で亡くした男。友人と旅行に行くと言って出かけた妻はなぜ一人でタクシーに乗ってたのか。答えを知りたい男は、妻の遺品の携帯電話のロックを外そうと毎晩4桁の番号を順に打ち込む。
 あまりにつらい現実に直面するお話だけど、それでも明日に繋がる。