やがて海へと届く(彩瀬まる/講談社)

やがて海へと届く

やがて海へと届く

 職場に親友のかつての同棲相手が訪ねてくる。引っ越すので彼女の荷物を処分したいという相談だった。お話が進むにつれ、登場人物の互いの関係や、過去の出来事が徐々に分かっていく。
 それと並行して、残された人々がなくしたものを何とか埋めようとしていくことも見えてくる。