昨日の海は(近藤史恵/PHP研究所)

昨日の海は

昨日の海は

 海に近い田舎の町に東京から伯母と従兄弟が来て、同じ家に住むことになった高1の光介。それをきっかけに、祖父母の心中に絡む話など、過去の出来事がいくつも明らかになってくる。
 青春ミステリーと謳い文句にはあるが、高1男子の好奇心と自分に対する迷い、自信のなさが揺れ動く、青春物として楽しい。