闘う君の唄を(中山七里/朝日新聞出版)

闘う君の唄を

闘う君の唄を

 幼稚園の新人教員の凛、いわゆるモンスターペアレントに牛耳られ園長までもが言いなりという実態に驚きながらも、自らの考えを貫き通そうと日々闘う。幼稚園がこうなってしまった原因として、昔の悲しい事件があるという。
 いつものようにドンデン返しがあるといえばあるけど、そこまでの奮闘記が楽しく、これまでの作品と少し違う感じ。