世界の果てのこどもたち(中脇初枝/講談社)

世界の果てのこどもたち

世界の果てのこどもたち

 戦時中に貧しい農村から家族で満州へ渡った珠子。同じく朝鮮から来た美子(ミジャ)。そして横浜から遊びに来た茉莉と3人が満州で出会い、不思議な友情が芽生える。その後、戦中戦後を家族もなくしながら、それぞればらばらで生き抜く。
 読んでいて、どうしようもなく腹が立ちまた悔しくなる。ハッピーエンドならOKというものではない。(作品に対して怒ってるわけではありません)