森は知っている(吉田修一/幻冬舎)

森は知っている

森は知っている

一日一日を生き抜く産業スパイ鷹野の原点として、高校生時代を中心に、その壮絶な子供時代のエピソードも含めて、18歳になるまでを描いてる。前作「 太陽は動かない」ではとても冷徹な感じぼ鷹野だが、ここではとても人間味を感じる。同級生の詩織の存在が大きいかもしれない。
 このシリーズ、とても楽しみになってきた。