ヒポクラテスの誓い(中山七里/祥伝社)

ヒポクラテスの誓い

ヒポクラテスの誓い

 法医学教室にまわされた研修医の真琴は、解剖の腕はすごいが唯我独尊な教授の光崎と、外国人准教授のキャシーに出会う。
 光先は、事故死と思われる死体でも、強引に横取りして解剖を行い、本当の死因を探ろうとする。あまりに強引なやり方に抵抗を感じた真琴だが、徐々に考えが変わっていく。
 謎解きの面白さというよりも、お話の展開を追う読み物として楽しい。