走れ、健次郎(菊池幸見/祥伝社)

走れ、健次郎

走れ、健次郎

 国際マラソン大会の中継をしていたアナウンサーが妙なことに気づく。コース沿いの沿道を、無地のゼッケンをつけた選手(?)がずっと走ってる。彼はいったい誰なのか、なぜ走り続けるのか、どうしてそんなことが可能なのか。
 読み終わってから落ち着いて考えると、あれこれ気になる点も多いが、読んでいてとても楽しく熱くなる。