月光のスティグマ(中山七里/新潮社)

月光のスティグマ

月光のスティグマ

 まったくそっくりで見分けのつかない双子姉妹と幼馴染の淳平。何があっても守ると予約束したが、地震後の引越しにより離れてしまった。その後特捜部検事となった順平は政治家の身辺を捜査するうちに双子の片方と再会する。
 舞台設定も大きく期待してしまうが、いつもの作者の作品とは少し違う。それでも不思議な怖さが楽しめる。