ランチに行きましょう(深沢潮/徳間書店)

ランチに行きましょう (文芸書)

ランチに行きましょう (文芸書)

 送迎バスで顔を合わせる幼稚園のママ友。育ちも職業も違う5人が、本音を隠して上辺で付き合ううちに、互いの人生に少しづつ入り込んでいく。自らの意思で選んだわけではない仲間と付き合うことの大変さ。描かれるのは、夫のこと、子供のこと、趣味のこと、ありきたりのテーマだが、男の私には少し怖くなるほど、突き刺さるように描かれてる。