その名もエスペランサ(徳永圭/新潮社)

その名もエスペランサ

その名もエスペランサ

 派遣のプロを目指すアラサーの苑子が、英文事務と聞いて派遣された職場は、自動車のエンジンを作る工場の部品係だった。毎日作業服を着て駆けずり回るハメに。おまけに職場の指導係りは元暴走族(?)の軽い男。変わった登場人物ばかり出てくるが、本筋がしっかりしていてまじめに面白い。