沈黙の書(乾石智子/東京創元社)

沈黙の書

沈黙の書

 和製ファンタジー オーリエラントシリーズの最新作にして最古のお話。魔道師となった「風の息子」、平和を愛し求めるが、その力に目をつけた権力者に利用され翻弄されていく。辛い時代を生き抜き旅を続けて成長する過程が独自の世界観で描かれる。
 この世界を確立するのは「言葉」であることを再確認。