レイジ(誉田哲也/文藝春秋)

レイジ

レイジ

 作者得意の高校生小説かと思ったら、卒業後がメインのバンドものでした。音楽的な才能はあるものの、他人とうまく付き合うことができず、バンドとしての活動がうまくいかないレイジ。世渡り上手なワタルがそれなりに活動するのとうまく対比される。
 大人になっても青春でいたいと思ってしまう。