追憶の夜想曲(中山七里/講談社)

追憶の夜想曲

追憶の夜想曲

 高額報酬を取ることで有名な凄腕弁護士が、なぜか夫殺し容疑の主婦の弁護を無理やりに引き受ける。捜査状況から有罪は動かしがたく、また報酬も期待できないのになぜ引き受けるのか。かってこの弁護士に敗北した経験のある検事が立ち向かう。
 なんともいえずスリリングな展開で、期待を上回る驚きもある。