ファミレス(重松清/日本経済新聞出版社)

ファミレス

ファミレス

 別居中の雑誌編集長、その幼馴染の再婚した惣菜屋、その二人と料理つながりで知り合った中学教師、50前後のオヤジ達が直面する人生の折り返し地点。夫婦、親子、友人という人間関係を、食事を作り、そして食べるという、基本的なことを通じて描く。
 軽妙でコミカルではあるが、同年代の私としては笑えない。