少年十字軍(皆川博子/ポプラ社)

少年十字軍 (一般書)

少年十字軍 (一般書)

 度重なる十字軍の失敗の時代に、 神の啓示を受けた羊飼いの少年が少年少女を率いてエルサレムを目指す。不思議な能力を持つ少年は、行く街々で注目を集める。その人気、評判にあやかろうと野心を持った大人たちや、金銭目当ての悪党どもも群がってくる。
 国家や宗教というものの理不尽さも感じる大作。