舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵(歌野晶午/光文社)

舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵 (カッパ・ノベルス)

舞田ひとみ11歳、ダンスときどき探偵 (カッパ・ノベルス)

 作者自身が「ゆるミス」と呼ぶ、表面的には軽めのミステリー。独身の刑事 歳三には小学生の姪がいて、勤務の合間に実家へ顔を出し相手をしている。本人の意図しているわけではない一言に、歳三は事件解決の糸口を見つける。 文章のタッチは軽めだが、扱ってる事象は必ずしも軽くない。