父のひと粒、太陽のギフト (大門剛明/幻冬舎)

父のひと粒、太陽のギフト

父のひと粒、太陽のギフト

 大学卒業後も定職につかないまま30歳になった青年(?)が、いやいやながら農業法人インターンとして働くことになる。新種改良に取り組み天才といわれる社長のもとで働くうちに、農業の楽しさに目覚めていく。その社長が畑で死体で発見され、息子とともに死の真相を探ろうとする。
 ミステリーとして楽しめるが、日本の農業についての深刻な問題も描いている。