七緒のために(島本理生/講談社)

七緒のために

七緒のために

 女子高になじめず転校してきた主人公は、「七緒」という少女に出会い美術部に入部する。七緒は複雑な性格で奇妙な行動も目立つ。また、虚言癖があるとされクラスの中でも浮いた存在となってくる。
 男の私からすると、10代前半の少女というのは、こんなにもめんどくさいものかと理解の範囲を超えている。