お父さんのバイオリン(ほしおさなえ/徳間書店)

お父さんのバイオリン

お父さんのバイオリン

 バイオリン奏者だった父に先立たれた小6の主人公は母親と二人暮し。ある日事故がきっかけで、ずっと練習してきたバイオリンが弾けなくなってしまう。母の実家で夏休みを過ごす際に、山道で不思議な少年に出会い、またバイオリンが弾けるようになる。壊れやすい少女の心が揺れながらも立ち直るところがとても瑞々しくて素敵。