鷹のように帆をあげて(まはら三桃/講談社)

鷹のように帆をあげて

鷹のように帆をあげて

 鷹の雛に心奪われ、鷹匠を目指す少女のお話。幼馴染の親友を交通事故で亡くしてから塞ぎがちだった主人公は、ペットショップの店頭で見た鷹の雛が気になり 飼う事にする。分からない事ばかりだが、新聞で読んだ隣県に住む女子高生鷹匠にも会いに行き、アドバイスを受けながら、鷹と共に少女も成長していく。
 作者の少し変わったものにはまる女の子ものは、設定は奇抜だが内容的には素直に心を打つ。