アッティラ!(籾山市太郎/光文社)

アッティラ!

アッティラ!

 アッティラ王の子孫と名乗る集団が大型キャンピングカーで移動し、不思議な音楽を演奏しているという。ふとした機会でその音楽に触れることのできた人はみな、その素晴らしさに魂を揺さぶられ、すっかり虜となる。
 中編3篇が収められているが、表題作が音楽の描写も素晴らしく読み応えがある。