今年読んだ本(2011年)

 今年読んだ本は、197冊でした。目標の200冊には少し足りませんが、ここ3年ばかし200冊前後で推移してますので、これが私のペースなのでしょう。
 その中で、読後の評価に"◎"をつけたのが、以下の37冊です。18.8%(197冊中37冊)ですが、昨年の21.5%(209冊中45冊)よりは少し辛くなったようですが、これも例年2割前後を推移してます。

 この37冊の中に、複数冊入ったのは、中島京子井上荒野森谷明子津村記久子の4人です(全員女性!)。森谷明子津村記久子のお二人は、私にとっての今年の新人で嬉しい収穫です。

 収穫といえば 好きな作家である、吉田修一、原宏一、西加奈子米澤穂信の素晴らしい作品を読めたのも収穫ですし、矢作俊彦の新作が読めたのも嬉しい限りです。

 来年も目標は冊数としては今年と変わらず200冊、新しい作家にも出会いたいし、常連さんの素晴らしい作品ももっともっと読みたいという気持ちも変わりません。

年月 記号 タイトル 著者 出版社
201101 折れた竜骨 米澤穂信 東京創元社
201101 おやすみラマニノフ 中山七里 宝島社
201101 漂砂のうたう 木内昇 集英社
201101 月と詐欺師 赤井三尋 講談社
201103 呼んでみただけ 安東みきえ 新潮社
201103 エルニーニョ 中島京子 講談社
201103 階段途中のビッグ・ノイズ 越谷オサム 幻冬舎
201103 人質の朗読会 小川洋子 中央公論新社
201103 佳代のキッチン 原宏一 祥伝社
201104 白虹 大蔵崇裕 PHP研究所
201104 円卓 西加奈子 文芸春秋
201104 悪の教典 上・下 貴志祐介 文藝春秋
201106 この女 森絵都 筑摩書房
201106 想い出あずかります 吉野万里子 新潮社
201106 獅子真鍮の虫 田中啓文 東京創元社
201106 エンジン 矢作俊彦 新潮社
201106 ワーカーズ・ダイジェスト 津村記久子 集英社
201107 国道沿いのファミレス 畑野智美 集英社
201107 命に三つの鐘が鳴る 古野まほろ 光文社
201107 そこへ行くな 井上荒野 集英社
201108 まともな家の子供はいない 津村記久子 筑摩書房
201109 緑ヶ丘小学校大運動会 森谷明子 双葉社
201109 ポニーテール 重松清 新潮社
201109 東京観光 中島京子 集英社
201109 私のミトンさん 東直子 毎日新聞社
201110 キャベツ炒めに捧ぐ 井上荒野 角川春樹事務所
201110 れんげ野原のまんなかで 森谷明子 東京創元社
201110 月は怒らない 垣根涼介 集英社
201110 コラプティオ 真山仁 文芸春秋
201110 平成猿蟹合戦図 吉田修一 朝日新聞出版
201110 望月青果店 小手毬るい 中央公論新社
201111 オーダーメイド殺人クラブ 辻村深月 集英社
201111 眼鏡屋は消えた 山田彩人 東京創元社
201111 月の上の観覧車 萩原浩 新潮社
201112 おれたちの青空 佐川光晴 集英社
201112 消失グラデーション 長沢樹 角川書店
201112 嫁の遺言 加藤元 講談社