永遠をさがしに(原田マハ/河出書房新社)

永遠をさがしに

永遠をさがしに

 子供の頃に母は家を出てしまい、世界的指揮者の父は単身で海外赴任。そんな女子高生のもとに突然新しい母親がやってきた。少し変わった新しい母とのふたり暮らしの中で、少女はすこしづつ本来の輝きを取り戻していく。
 元の母が、新しい母が、抱えていた問題も次第に明らかになるとともに、大きく前に進む感じがとてもいい。