ジョナさん(片川優子/講談社)

ジョナさん

ジョナさん

 女子高性の主人公は、死んだおじいちゃんの飼っていた犬が毎週ゲートボールを見にいくために散歩させている。家庭でも、学校でも、妙な閉塞感を感じ孤立している主人公にやさしいお兄さんが声をかける。
 青春時代特有の悩みが瑞々しく描かれているが、現役高校生が書いたと知ってびっくり。