いとみち(越谷オサム/新潮社)

いとみち

いとみち

 津軽訛りがひどく内向的で友達もできない女子高生が一念発起して本州最北端のメイド喫茶でバイトを始める。そこの店長、先輩メイド、オーナー、みなとんでもない人々で戸惑うが、その優しさの中で前向きに成長していく。
 いわゆるドジっ娘成長物語ではあるが、状況設定と登場人物の描写が秀逸で楽しめる。