せきれい荘のタマル(越谷オサム/小学館)

せきれい荘のタマル

せきれい荘のタマル

 上京して学生生活を始めたアパートの隣室には少し変わったクラブの先輩がいた。マイペースで天真爛漫、他人との距離感がうまく保てず、空気も読めない少し困ったさん、でもどこか憎めない。おそらくどんな人の中にもある、また自分でも気づいている部分を人格化したもの。あえて今時ではない、暑苦しい男を描いたさわやかなお話。