2010-12-02 ツナグ(辻村深月/新潮社) 読んだ本 ツナグ作者: 辻村深月出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/10/01メディア: 単行本 クリック: 48回この商品を含むブログ (61件) を見る 死んだ人に一度だけ面会を申し込める、死者もその申し出を一度だけ受けられる。それが可能なら、誰に会いたいか、何を訊きたいか。ありえない話とは分かっていながら、もしそうなら自分ならどうする、と話がふくらむ。 仲介役の「使者」が高校生という設定が、過去を振り返るだけの暗い話にならない理由かと思う。当たり前だけど、生きてる人間が生きてくしかない。