小鳥を愛した容疑者(大倉崇裕/講談社)

小鳥を愛した容疑者

小鳥を愛した容疑者

 捜査一課で「鬼」と呼ばれた刑事が怪我のリハビリとしてまわされたのは、動物を管理する部署。逮捕されたり事件に巻き込まれたりして、主不在になったペットの保護が任務だが、そのペットたちを通じて事件解決の手がかりを得る。もの言わぬはずの動物たちが、真相をを示す。

 意表をつく展開が楽しい、連作短編集。