怪獣の夏(小路幸也/筑摩書房)

怪獣の夏 はるかな星へ (単行本)

怪獣の夏 はるかな星へ (単行本)

 1970年の夏、工場の出す公害が問題になりつつなる頃、町を襲う機械人間や怪獣に立ち向かうのは子供たち。とても面白く一気に読めるだけでなく、ほぼ同年代の作者の書く物語は、とても親近感がある。それなのに、こんなあからさまな仕掛けに気づかなかった私は、自分のまぬけさを痛感。